宝石箱がついに開いた!

というわけで
日本の音楽ファンとっては
また大きな宝石箱の鍵がひとつ開けられたことになりました。

何日か前からSpotifyで一日何度も検索していたのですが
今朝方自分宛のレコメンドにあがってきました。

大滝詠一さんのNiagaraレーベルの作品群がサブスクにて解禁となったのです。

というわけで早速聴いてます。

大滝さん自身ははっぴいえんどのメンバーとして
60年代終わりから70年代初めにかけて日本の音楽界に登場された。

その後、当時の日本の音楽シーンでは「ニューミュージック」と呼ばれたジャンルが席巻。
70年代初頭のフォークソングにポップな要素を加えたヒット性の高い楽曲が全盛となった。
そんな中で、大滝さんはNiagaraレコードと言うレーベルを立ち上げ
日本のCMソングを中心に多くの作品を提供し
ご自身が大きな影響を受けた50~60年代のアメリカ音楽をオマージュ。

当時、私のようなテレビっ子たちが真似して口ずさんだCMフレーズなどに
大滝さんの作品が多くあったことをかなり大人になってから知ることとなる。

そして80年代となり名作「A Long Vacation」を突如リリース。
シングル「君は天然色」はCMソングとなり、大ヒットした。
私はその頃中学生だったが毎日のようにテレビでこの曲が流れていたものだ。

永井博さんのアートワークによる一連のナイアガラ関係のジャケットを見れば
ジャケットにあったような青い空に寄せては返す静かな波のように
すぐに頭の中で曲が流れてくる。
すべてが時代とともに一体化していたように思える。

旧いファンやマニアの方にとっては
こうした配信が本当によかったどうか。
おそらくすでに議論の的になっているのかも知れない。

私個人としては
「若い人にもこの伝説を伝えていくべき」
というのが率直な気持ち。

そんな大それた役割が自分にあるとは到底思えないが
いつまでも大滝さんの音楽に親しむ、楽しむ
というだけでも知らない人に聴いてもらう機会が増えればと考える。

こんな美しく愉快な(←ココ重要)世界を自分だけひとり占め
なんて欲望がバカバカしくなるほど
これからも多くの人たちにこの広大な音の波に包まれてほしい。

フィルスペクターもきっとうらやむ
あのイントロのエコーの中に。

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