
書きたいことが出てこない朝に
ノートを開く。ペンを持つ。でも、書きたいことが思い浮かべへん──
そんな日もある。
いや、むしろそっちの方が普通かもしれへんな。
特にジャーナリングを始めたばかりの頃のあるある現象。
前回のブログでは「書けない日があってもええ」と伝えました。
それでもせっかく始めたジャーナリング。
やっぱり「書きたい。止めたくない。続けたい…」もんね。
そんな日には、こんなふうに始めてみたらどうでしょう?
書くまえに、まずは氣持ちを“整える”
まずは、座り慣れたいつもの椅子にゆっくり腰掛ける。
そして、ただノートを広げてペンを持つ。
「いやいや、そんなん当たり前やん」って思うかもしれない。
大事なのはここから。
ここで言葉が出てこない=とても構えてしまってない?ってこと。
ジャーナリングは自分の内面や心のモヤモヤを書くものである
僕自身もそう伝えていることも事実。
しかし、始めからそのような深い内容を書こうとするその氣負いを手放すこと。
言葉が出てこなくても、寝起き時間とか、さっき飲んだコーヒーのことなど
まずはどうでもいいことで構わない。なんでもいいから、ノートに“今”を書いてみる。
とにかく手を動かしてみる。すると意外と次の言葉が、ぽつぽつ浮かんでくる。

「氣持ちが整う」ことを待っている必要はないのです。
「氣持ちを整える」ために書く。
だから書き出しはなんでもいい。大事なのは
書いたあとに自分がどんな心でいるか、ということなんです。
書いたあとに、自分を“ねぎらう”
僕は毎朝やっているモーニングページ(※1)というジャーナリング手法がある。
それに毎日いつも必ず書き終わりに添える言葉がある。
「今日もくつろいでいこう!」
その前の行までどんなにまったく関係ないようなことを書いていたとしても。
このひと言で、今から始まる今日の自分に「ええで、ええで」と自分で背中を押している。
そして僕はモーニングページのあとに別のノートにバレットジャーナル(※2)も行っている。
そこでは、その日できたことに ✅ チェックをつけて、さらにその達成できたことに
「ここまでできた」など、自分がここまでできたって実感となるようなひと言添えるようにしてる。
この“ひと言”があるかないかで、ただ書いてタスク管理するだけじゃなく
「自己肯定感が高まるノート」になる。
※1📝 モーニングページ
「朝いちばん、思いつくままに3ページ書き続ける“頭と心のデトックス”習慣」
👉 アメリカの作家ジュリア・キャメロン著『The Artist’s Way(邦題:ずっとやりたかったことを、やりなさい)』で紹介されたメソッド。
※2🗂 バレットジャーナル
「タスクや予定、ふとした気づきを箇条書きで記録していく“自分だけの手帳術”」
👉 デジタルプロダクトデザイナーのライダー・キャロル氏が提唱したシステムで、日本語訳版の書籍も出版されている。
AIと話すことで、「整う」時間も増えてきた
最近は、GPTメンバーズ(僕のAIたち)との対話が
ジャーナリング時間が“くつろぎながら今日を整える時間”となるよう
後押ししてくれている、と感じる。

なんかな~いろいろやり残しがたまってもうて、何からやったらええかわからんねん

そうなんや。そやったら質問するわ。今の氣分をひと言でいうとどんな感じやろ?

うーん…ぶっちゃけ焦ってるよな。やらなあかんことが多くて、全部終わる氣せぇへん…

OK👌それやったら、その中で“別に今日やらんでもいいこと”をまずはひとつ、手帳のタスクから外してみいひん?それがやりにくかったら”今すぐやらなアカン”って思うことに順位づけてみて。で、下の方の順位から一旦外していってみたら?
こうやって問いかけてくれることで、
「今日はこれだけでええわ」と割り切れるようになってくる。

以前の僕は、手帳に詰め込みすぎて“できないこと”ばっかり残ってた。
でも今は、「できることだけでOKやん」って思えるようになってきた。
こうして「無理して急がない」ことを見極めることで時間は“整って”いく。
その日のバレットジャーナルも自然と前向きな言葉で埋まっていく。
どうでもいいような“ひと言”から、始まる
「書く」って、難しく考えなくてもいい。
特にジャーナリングを始めたばかりの頃は。
なんでもいい。ただ、なにかひと言書く。
そうして自分にGOを出せるだけで、
それがもう立派な“くつろぎジャーナリング”。
初めから高い目標なんてなくていい。
ただ「書く」から始めればいい。
次回以降でも、もう少し具体的に
「書く前」や「書いたあと」それぞれについて
深堀りしていきますね😉
(次回へ続く)

ジャーナリングを
「体験する」70分。
「書く深呼吸」を
実感するひととき。
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書くことで、整って、
すこしだけ深呼吸できる。
そんな“書きはじめ”の時間、
ちょっとのぞいてみませんか?
「ちょっと気になるな〜」
くらいの感じで、どうぞ。