くつろいだ朝のひとときにノートを前に静かに佇む人物のシーン。木の机、温かな光、穏やかな空間が印象的。
くつろぎから始まる一日。なにもしない贅沢を、ちゃんと味わう。

僕が「くつろぎ」をテーマに
しようと思った理由

「くつろぎ」って、ずっと自分の中にあったテーマやった。
でも、それを真剣に見つめ直そうと思ったのは、まだほんの数か月前のこと。

前に勤めてた会社で、週1回、Zoomでの“1on1”面談があって。
(ちなみに当時はオンライン勤務で、近くに話し相手もおらず、こういう会話の時間が僕にとっては貴重でした。)

そこでは、ただ仕事の話をするだけじゃなく、
「最近、どうですか?」みたいな、ちょっとした雑談があった。
自分よりうんと年下の上司さんたちと、な。

あれが自分には、ほんまにありがたかった。
僕は田舎の山間部に住んでて、職場にも通わず日中は基本ずっと、ひとり。
でもその時間だけは、ちゃんと”誰かとつながってる”って感じられたんよな。

それで思ったんよね。
僕らだけやなくいろんな人に、会社の中だけじゃなく、こういう“話せる場”があったらええのにな、って。

木のテーブルを囲んだビデオ通話風の画面。参加者たちはカフェ空間にいるような背景で、仕事感のないくつろいだ雰囲気。
これは“仕事の会議”じゃない。安心して言葉を交わせる、そんな“裏の間”の風景。

それで、仕事辞めてなんかやらなアカンな~って思っていたところで、なんとなくその時のこと思い出してオンライン喫茶を始めた。
ずっと前からオンラインスナック(雑談するオンラインの場)やろかなとかってアイディアはあったけど、なんかまだ世の中的にオンラインでなんかやる、みたいな空氣はなかった。
で、コロナなってからは会社でオンライン飲み会とかもあったりして、それなりにおもろかった。

けど、それだけやなくてサシで本音言い合える、みたいな場。そんなんあったらおもろいんちゃうかなぁって思ってた。
誰かに氣ぃ使ったりせんでもええ…ゆるく、ただ話せる場があったらええかもなぁって。

そこで「ゆるい」ってもうかなり使い古されたっていうか手垢つきまくりの言葉ちゃうかなって思ってたら「くつろぎ」って言葉が浮かんできて、名前にしたってわけ。
何気なく思いついた言葉。でもそのうち、「くつろぎ」って、案外深いテーマなんやないか?って思うようになってきたんよな。

今はもう、単なるオンラインでのどうのこうのってだけやなく
いつの間にか
“ちゃんとくつろぐ”ってことが
もうすぐ60に手ぇ届く僕にとっての…これからテーマになってきた氣ぃする。

そして、たぶんこれからも──。

でも、ホンマのとこ、
「ちゃんとくつろぐって、どうなるってことなんやろ?」って
毎日自分にも問いかけてる最中なんよな。

だから、もし今どこかで同じように
「もうちょっと、ゆっくりひと息つきたいなぁ」って思ってる人がおったら、
ぜひ、これから一緒に、くつろぎながら探していきましょ。

これからも、そんなふうに
くつろぎのこと、
ときどきここで綴っていきます。

誰かの「ふぅ」って息抜きのお手伝い
できたらええなぁ、と思いながら。

(次回へ続く)

オンライン喫茶「くつろぎ」でこころをゆるめてください

オンライン喫茶くつろぎ
オンライン喫茶「くつろぎ」は、昔ながらの喫茶店をイメージしたオンラインカフェ。話すだけで心がほぐれる、“40代からのモヤモヤ”に寄り添うマンツーマンのお話スペース。元ラジオDJのマスターが静かにお迎えします。