
ポジティブシンキングは逆効果?
あなたは氣持ちが落ちこんで、つい思い詰めてしまう時はありませんか?
そんな時、「今すぐにでもこのイヤな氣持ちをなんとかしたい!」と、ポジティブな思考に切り替えようと努力する。また、お笑い番組やSNSを観ることで元氣をもらおうとする。多くの人がこうした氣分転換を試みます。
しかし、それらは我知らず逆効果になってしまっている…そう感じたことはありませんか?
氣分が沈んでいる時に「これくらいのこと乗り越えないでどーすんの!」と自分を奮い立たせるのは、むしろ自分を追い詰めてしまうことがよくあります。
また、他人のSNSを見て自分と知らず知らずのうちに比較し、「自分は何もできていない」と感じることで、劣等感が増幅してしまう。
そんなことはきっと一度や二度ではないはず。
このような「本心ではない(と思われる)行動」や「自分の外側に頼る試み」は、氣分転換にならないばかりか、心の負担を増大させ、回復を遅らせる原因となるのです。
こうした負のループに迷い込んだ時、抜け出す適切な方法のひとつとして役立つのが ジャーナリング です。

なぜジャーナリングが
氣分の改善に役立つのか?
ジャーナリングとは端的に言えば「書くことで心の中の混乱を整理し、感情を言語化することで氣持ちを軽くする方法」。頭の中でぐるぐると考えを巡らせるだけでは、堂々巡りに陥りやすい。しかし、紙に書き出すことで、自分の感情と冷静に向き合えるようになります。
科学的な根拠
米テキサス大学の心理学者であるジェームス・ペネベイカー博士の研究では、感情を書き出すことでストレスが軽減されることが確認されています。実際に、紙に書くことでストレスホルモンが減少し、心の負担が軽くなることが示されています。
氣持ちが落ち込んだときに役立つ
3ステップジャーナリング
そこで今回は、氣持ちが沈んだ時に試してほしいジャーナリングの3ステップを紹介します。
1. 感情を書き出す

まずは、今感じていることをそのまま紙に書き出しましょう。
例
- 「今日はなんだか何もやる氣が起きない。」
- 「〇〇さんのSNSを見て、自分が情けなく思えた。」
字が汚くても、乱雑でも構いません。大切なのは、自分の氣持ちをそのまま表現すること。
2. 感情の原因を探る

次に、「なぜそう感じているのか」を深掘りします。
例
- 「〇〇さんのSNSを見て感じた劣等感は、最近の自分が成果を出せていないと感じているからだ。」
- 「やる氣が出ないのは、昨日十分に休めなかったからかもしれない。」
感情の原因を文字という見える化することで、出来事と感情を客観的に捉えられるようになります。
3. 自分への優しい言葉を書く

最後に、自分に優しい言葉をかけてみましょう。
例
- 「今日は休んでも大丈夫。明日少し頑張ればいい。」
- 「今の氣分もずっと続くわけじゃないから大丈夫。」
多少なりとも照れくささを感じるかもしれません。けれど、書き出したものは誰に見られるわけでもありません。遠慮なく自分に優しい言葉をかけてやりましょう。
それでも恥ずかしいと感じたら、今の自分を自分のカラダから30㎝くらい離れたところに自分の分身がいると想像します。
そして自分を一番よく知っているであろうその分身から自分自身に向かってかけてもらいたい言葉をイメージして書いてみましょう。意外なほど心からスーッとすることがわかります。もしくは泣きたい氣持ちになるかもしれません。
いずれにしても、やさしい言葉がまっすぐ自分の心に届いたと感じたら、その氣持ちも併せて書いてみましょう。
このプロセスを繰り返すことで、自己肯定感が回復し、前向きな氣持ちを取り戻せます。
<まとめ>
ジャーナリングは疲れて傷ついた心を癒す

以上をまとめると次の通りです。
- 感情を整理して氣持ちを軽くする
- 問題の原因を探り、解決策を見つける
- 自分を労わり、自己肯定感を回復する
このジャーナリングにおけるたった3つのステップで、頭の中のモヤモヤが少しずつ整理されていくでしょう。
氣持ちが沈んだ時こそ、紙とペンを手に取ってみてください。まずは3分だけでも書いてみること。それが、あなたの疲れて傷ついた心を癒す最初の一歩となります。
※まず始めたい方は以下の記事もご参考ください。
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