自分で決められることを増やす

以前書いたように、3月から無職になりました。
50代の半ばともなるとなかなか雇ってくれるところもそう多くはありません。
ただでさえ流行病の影響で仕事そのものが減少傾向にあります。ハードルはますます高くなる一方に思えます。
今日もひとつお断りのメイルを頂戴しました。経験職でもあったので残念です。

私周辺の落選理由ベスト3

派遣労働などの場合、お断りの理由は基本教えてもらえないことが多いです。
こちらから「しつこく」訊かない限りは。
しかしながら、その理由のほとんどは
「コロナなので」
「経験が足りないので」
「年齢が引っかかって」
この3つでほぼ集約されます。

この3つの落選理由…共通点として私が思うことは

自分ではどうすることもできない

という要因です。

コロナを私が止めることはできません。
経験は今日明日で一気に増やすことはできません。
年齢は一日たりとも若く戻ることはできません。

すべて「どうすることもできない」ことばかり。

この世の中は自分では決められないことばかりだなぁ、とつくづく思わされます。

学校の受験などは試験勉強をやればある程度の結果は見えてきます。
しかしながら就職・転職となるとなかなかそうもいかないのが現実です。
この事実は動くことがありません。

断られても切り替えられる自分になるには

こう続くとついうつむきがちになりそうですが
そうならないでいられるためにに私が実践していることがあります。

人生の中で自分が決められることをできるだけ増やす

ということです。
人は年齢を重ねるごとに就職・結婚など大きなライフイベントが増えてきます。
自分だけではなんとも決められないことが多くなってくるのです。
家族になると、毎日の食事でさえ自分の好きなものばかり食べられるってわけでもなくなります。

そんな中で自分で決められることをどれだけ増やすか、です。
それは小さなことでも全然かまわないと思います。
ただし、ひとつ条件を加えておいた方がいい。

自分の心からしたいことを選ぶこと

このことがとても大事になると思います。

まず小さなことが行動する

選んだことがどのような結果になってかまわない。
心から望んだことにはすべて自分が責任を負う。後悔はしない。
日常の小さな選択から「練習」していけばいいと思います。
「今日のおやつはこれにしよう」でも
「次はこの本を読むことにしよう」でも。
そんな他愛もないことから、意識してみる。

その際に、反射的に行動するのではなく
一旦目を軽く閉じて、いちいち自分の胸に手を当ててみること。
私の場合、こうした自分で「訊く」というアクションを伴って決めると
腑に落ちることが多いと思っています。

意識しだすと、とても小さなことでさえ
「本当に心から望んで選んでいただろうか」
と気づくかも知れません。

私事の例ですが、前回書いた「自分の場づくりをする」というのもそんな小さな選択のひとつ、でした。
日々の記事のアップはもちろん、サイト全体の管理も意外と大変です。
SNSに頻繁に書き込みしていた時は多い時で100以上「いいね」をもらっていましたが、今はまったくそれに遠く及ばないですが、それでも楽しくやれている充実感があります。

自己責任とは本当はこうした自分の選択がキチンとできたことに対してのみ使う言葉だと思います。
同時に自分で決められないことについては、もうすべて天におまかせする。くよくよすることはない。
だんだんとそんな気持ちになってくるから不思議、です。

まぁ最後に自分で一応言っておきますが
「とかなんとか言ってオマエだって仕事選んでるだろ?」
と言われれば確かにそうです。
そういう意味では断られてもそれは
「自分で選んだ」ので「自己責任」
とちゃあんと自覚しておりまする(笑)。

さて今日の一曲…

BRAND NEW CHOICE – J.LAMOTTA すずめ

イスラエルのテルアビヴ出身の「すずめ」ちゃんの2020年の最新ミニアルバムのタイトル曲。
私は2019年の「Peter Barakan’s LIVE MAGIC!」のステージを少しだけ観たが、個人的にはその当時は正直あまりピンときていなかった。当時は2枚目のアルバムが出たばかりとかそんな頃だった気がする。もちろん日本では、まだそんなに有名ではなかったけれど、両親がモロッコ出身でアラビア音楽に親しみ、音楽的英才教育も受けていたこともあって、そのサウンドメイクもライブでの歌唱力も並のソウル・シンガーをすでに超えている、と、それはもう玄人衆のみなさまからは絶賛されていた印象がある。

「すずめ」という名前は自らがスズメを助けたエピソードから「すずめ」という日本語を教わって自分でつけたそうである。
この最新アルバムはこれまで味の違いを見せていた音作りとは違って洗練されて少々売れ線寄りになった気がしないでもない。でもそれはかえって若いファンを取り込んで自分の世界に連れてくることには有効だろう。

ちなみに辞書によると、選択の意の英語「Choice」とは「自分の意志による選択」を指すようです。

是非フォローしてください

何かとつぶやいてます

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA