
ジャーナリングの原体験となった
一冊の本をご紹介
こんにちは。自称ジャーナリング研究家のマツモトです。いよいよ3月より念願だったジャーナリング講座を始めることができました。
講座の詳細は下記リンク先へ

LIFE ジャーナリング
チャレンジワークショップ講座
日時 : 2025年4月27日(日)10:00〜11:10
定員:3名限定
今回、なぜこのテーマで講座を開催しようと考えたのか。それについてかつてジャーナリング挑戦に失敗した自己体験も交えてお伝えしたいと思います。
私は2008年頃より「感謝はがき☆アドバイザー」として特にビジネス領域での内容で講演活動を始めました。それは「手書きによるはがきで感謝のお礼状を出すことで、強固なリピーターを創っていく」といったものでした。
講演活動に入る前は印刷会社でデザイナーをしていました。しかし、もともとデザイン学校も出ておらずPC好きが高じてデザインの仕事をやっていたため、純粋にデザインだけで仕事をしていくには専門の勉強をされてきた方には圧倒的な差がある、と考えていました。
なのでそのような明らかに技術不足な田舎のデザイナーである自分と、他社のレベルの高いデザイナーとの差別化を図るため、単にデザインの技術だけを伸ばすだけでは時間が追いつかない、と考えました。
そこで、マーケティングや経営ノウハウなど身に着けようとたくさんの本を買って勉強したのでした。
これが私の
ジャーナリング原体験
そしてその中である一冊の本に出会いました。それがこちら…
詳細は本書をお読みいただくとして、手短に言えば、一日の出来事を「事実」→「発見」→「教訓」→「宣言」に1行ずつに割り当てて書き込み、最後の「宣言」で未来に向けてポジティヴに考えるように習慣づける、といった内容です。
たったこれだけのことなので、日記が習慣化しやすく、かつ、自己意識もポジティヴなものになる。まずは50日を目指して書くというもの。本そのものにも書き込みができる仕様になっているものものちに発売されたかと記憶しています。
思い返せばこの本が私の一番最初の「ジャーナリング」本との出会いでした。ただし、当時はこの本を含め「ジャーナリング」などという言葉など日本のどのビジネス書を開いても、もちろんありませんでした。
しかし、もし自分にとって「ジャーナリング」の原点となった一冊、と問われれば間違いなくこの本です。
早速書き始めてみたが…
初めて本屋さんで見て、買って読み早速自分も4行日記を手帳につけ始めました。

当時は前述のように、休みの合間を縫って個人的に経営セミナーなどに通っていた時期でもありました。いろんな人生の先輩である経営者の方々にお会いする機会も増えました。
「いつかは自分も将来は独立してもっと自分の好きなペースで仕事をして稼ぐようになりたいな…」と密かに自分の心を燃やはじめていました。
4行日記にはそうした将来の夢を書いていました。しかし、一週間もすると書き忘れることが出てきました。
「ま、明日また書けばええか~。今日は疲れたのでもう寝よう…」
おそらくそんななんということもない感じで書かない日ができたのでした。
やがて、同じような日が週に2回、3回…となり、いつのまにか書くことをやめてしまったのです。おそらく1か月も続かなかったように思います。
ところが、会社は経営悪化で倒産寸前にとなり、ほどなく私は念願だった独立を果たすことに。独立後まもなく、周囲の方々からのご支援をいただきながら夢であった講演活動などができるようになり、やがて自著の出版も実現したのでした。
当然日記と自分の成功とは何の関係もないどころか、その頃となると4行日記のことなどすっかり忘れていたのでした。
習慣化となる前にやめてしまったので、もちろん著書に書かれていたさまざまな効果…目標達成などについてはそれを全く実感することはなかったのです。なので当時、古本として処分したかと思います。
(今思っても著者様には最後まで読むことなく結果的にそのような軽率な行動をし、自分のその後の行動と合わせても大変恥ずかしく失礼だったと猛省します。)
しかし、順調に思えた独立生活でしたが、ほどなく陰りが見えてきます。出版から2年もたたないうちに経済的な困窮に追い込まれることになり、精神的にも引きこもりに近い状態になります。
続かなかったことへの後悔
そこからは年を追うごとに周囲の誰をも信じることができず、表に出ることもできなくなりました。もちろん、仕事もまともにできません。ほどなく講演依頼もなくなり、感謝はがきどころか、残ったのは借金や税金の督促状だけ。電話の音にもビクッとするほどありとあらゆる現実から逃げる日々となったのです。

結果的に独立生活は10年ほどで一旦ピリオドを打つことになりました。
今、当時のことを思うと
「この4行日記を書いていたらもしかしたらそんなに落ち込むことなく過ごせていたかもしれない…」
なぜか?
今の私はジャーナリングが習慣となった。だから
「あぁ~あの時書いて続けていればなぁ…きっと今頃は…」
4行日記をせめてもし今と同じくらいの年単位で続けていれば、きっともっと独立後もスムーズに仕事ができたかもしれない。その後訪れることになる困難にも必要以上に落ち込まずに対処できたかもしれなかったのでした。
まさに後悔先に、立たず。
講座開催への思い
今回あらためて講座を始めるのは、そんな昔の私のように安易にあきらめて書くのをやめてしまったことをとても後悔していること。少なくともジャーナリングが感情面や目標達成などにおいて効果的であることをうっすらでも感じながら実行できていないという方には同じ思いを味わってほしくない、ということ。
そしてもとよりまだ何も始めていない方やジャーナリングそのものについて知らずにいる方へ。

今抱えている心に秘めた野心の行先。
ひとりで抱え込んで苦しんでいるそのやるせない思い。
特に私のような中高年世代の方は、何かと心もうつろいやすいことがじわじわ増えていると感じているのでは?
そんな思いを悶々と心の中だけで抱えているなんて。
もう苦しむことはない。少なくとも自分には嘘をつけない。ならばその思いをペンを取り紙に書いてみてはどうだろうか。
今回講座では以前ブログでご紹介した3分間ジャーナリングについてあらためてお伝えし、実際にその場で書いていただく時間も設けています。
4行日記では「5分」とうたっておられるが、私が皆さんに必要なのはたった「3分」。3行から始めよう。
それからでも、十分。とにかく櫂より始めよ、ということなのです。
そして、かつての私に、今ならこう言ってやりたい。
オマエが自分の思いに
正直に生きるために
その日から誰でもできる
ほんの小さなこと
それがいつか
とても大きなものとなって
心からあふれてくる日が
必ずやってくる
やがてそれをオマエは
知ることになるんやで
と。
当日、皆さんが最初の3行から書き始めるお手伝いができれば、と思っています。
ご参加、お待ちしています。

ジャーナリング講座、
いよいよ開講!
LIFEジャーナリング
チャレンジ
ワークショップ講座
書くことで、整ってすこしだけ深呼吸できる。
そんな“書きはじめ”の時間、ちょっとのぞいてみませんか?
「ちょっと気になるな〜」くらいの感じで、
どうぞ。